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2009年10月

2009/10/27

『ブッダの優しい論理学』ふたたび。。。

012
 
 
 
 
 
 
紅葉も、そろそろ終わりそうな気配になってきました。
これは先週撮った写真です。

垣根の赤がきれいです。

でも、今日は雨だった。
 
 
最近、忙しくて、「その日暮らし」で
やっとしのいでるありさま。。。。

いつでも、 
 
とにかく 
 
寝られるときに寝て、
 
ちょっと休んだら
 
起きて仕事や家事をする。。。
 
 
これが、合理的だな。。。 

 
というわけで、 
 

 
ああ、午前2時半か。。。一仕事する前に
 
久しぶりに、日記でも書いてみよっと。
 
==================

月曜は、三講なので、
 
へろへろになるけど、
 
いつも、けっこう刺激的なことも多くて、楽しい。。。
 
 
 
一人の聴講生の方が

わたしのところに来て

「『ブッダの優しい論理学』(サンガ新書)を
読みました」

と話しかけてくれました。
 
 
「とても読みやすくて、今、講義をしてる感じと同じですね」

って。。

「そうですか。。読みやすかったですか、それは善かったです」
 
って、
 
ちょっと社交辞令みたいなかんじかな、って。。。 
 
 
そしたら 
 
「この本、一回読んだんですけど、今度、もう一回読むところです。
わかりやすいんですけど、すぐ抜けてっちゃうので、もう一回読まなくちゃ」

って、

論理だからなあ、わかるようでわかりにくいかも、って、わたし。。。
 
でも、熱心な方ですね。。二回も読んでくださるなんてね、ありがたいわ。。
 

そしたら

 
「この本、数学の証明を読むような感じで、順序正しくなってますね。
こうなって、こうなる。。って、わかりやすいなぁと思いました。

それに、今日の宗教学の講義、この本のとおりですね」
 
 
って!!
 
 
これには、驚いた。。 
 
「え?!
そうですか。。。そうなってますか」
 
 
「宗教学なんですけど、

神道と仏教のお話聞きながら、
 
講義の内容も、この本のとおりに、実践されて、
 
ブッダの説いてるように、されているんだなぁ、って思いました」
 
って!
 
 
そして、続けて
 
 
「この本、コミュニケーションに役立ちますね。
 
わたしも、これ、自分の人間関係に役立てられるな、

って、思いました」
 
 
って。
 
 
そうか。。。知らなかったよ。。。 
 
 
わたしは、この本の勧めるとおりに
 
講義してたなんて!
 
 
「こうなるから、こうなっていくんだよ、って、
 
ブッダは、優しくわかりやすく説いてくれたんですね。
 
タネを植えたら、芽が出て、次に、花が咲く、って、
 
こういうことは、その順序とおりだから、
 
うなづくしかないですもんね。
 
こういう風に言われたら、そうだなぁ、って、思いますよね。
 
せんせの講義も、そうなってます」

って! 
 

 
そうなってるのかぁ。。。。

 
そうなってないかと、思ってた。。。おいおい! 

 
いや~~ 
 
最近、忙しくて、なんか支離滅裂のような気がしてたけど 
 
思ったほど、滅裂でもなかったのかなぁ。。。よかった!
 
 
 
それに。。。さ。。
 

 
もしかして、もしかして
 
『ブッダの優しい論理学』(サンガ新書)
 
って、
 
いい本かもよ。。
 
 
かもね。。。
 
 
勧めちゃおうかな。。
 
 
そうね、
そうしよ。。。 
 
 
というわけで 
  
『ブッダの優しい論理学』
 
お勧めします。。。
018
 
 
 
 
 
 
紅葉を撮る暇もないけど、  
ようやく一枚、ぱちっ!
  

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2009/10/21

夜は暗いなぁ。。

006



 
「白いカレー日記になってるよ」と

言われてしまいました。
 
 
ああ、ちょっと油断すると、白紙状態に戻るのが

こわいブログだわ。
 
こわいついでに
 
なんだか、意味ありげな空も、一枚貼ってみます。
 
北海道は、この季節、お天気が気まぐれすぎるのです。
================
さて、また、
 
橋には、たくさんの街灯が明るく輝いていたのに
 
写真に撮ると
 
こんなです。 
 
夜は暗い!ものなのですね。 
011
 
  
  
 
 
 
さすがに携帯のカメラでは
 
無理がありますね。。。
 
白いブログにしないため、

という、ただそれだけのために
 
黒い写真を貼ってしまいました。。。
 
 
なんだか、

人生は、
 
モノクロームですね。。 

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2009/10/13

村上真完・及川真介氏『パーリ仏教辞典』

008
 
  

 
  

 
 
卵屋さんが、卵を届けてくれました。
永光農園という名前の卵屋さんです。
こんなHPが、ありました。 ↓ 

http://nagamitsu.web.fc2.com/
 
 
ついでに、野菜も買ったので、
玄関の石段に並べて、写真をとりました。

っつうか、車で配達だから、
買ったら、どうしても石段に並べることになるのです。
 
================ 
さて、
 
本日のご紹介は、鶏の 卵 だけではございません。。
 
 
仏教の 卵、 ”ぶったま” も ご紹介です。。
 
仏教の開祖ブッダのことばを集めた
古い古い 経典『スッタニパータ』 は、
 
仏教が生まれいずる 
その 「卵」 の時期を
思い起こさせる 
珠玉の作品です。
 

弟子たちを導くブッダ
外教徒と対話するブッダ
 
『スッタニパータ』は、仏教において

非常に重要な経典なのです。
 
      ####
 
さてさて、

この『スッタニパータ(経集)』と
『クッダカパータ(小誦経)』
さらに
その註釈『パラマッタジョーティカー』の和訳である

『仏のことば註―パラマッタ・ジョーティカー 』(全4巻)(1986-1989)
と、その研究
『仏と聖典の伝承』(第5巻)(1990)

の、索引・辞典として出版されたのが
 
今回ご紹介する

 
村上真完・及川真介氏 『パーリ仏教辞典』(春秋社)です。 
 
112903
 
 
 

 
 
訳語と訳文に、学者の命をかけた

その成果を、すべてこの辞典に注ぎ込んだ、と

言える、たいへんな労作です。
 
 
原典の理解のため、文脈に即した訳語を
 
開発し、わかりやすさも追求した、と述べられています。 
 
 

辞典は、たいへん丁寧な造りになっていて
 
読者の便宜を、よく考慮しています。
 

まずは、
特徴的なのは  
例文を多くとりあげ、
それにも、丁寧な訳文がつけられていることです。
 
これは、驚きです。 便利です。
 
 
また、 
パーリ語の原典理解のために 
漢訳語の伝統によりすぎないようにして
新しい訳語を開発してあります。
 
これも現代人にはありがたいでしょう。
 
 
まだ、ぱらぱら拝読しているだけですが、 
 
訳語は、かたすぎず、やわらかすぎず
漢訳語も、ほどほどに補ってあって、
重視しすぎることもなく、しかし、軽視もしていない
という、バランスのよさです。 
 
村上先生と及川先生の
気の遠くなるような長い年月
地道で根気のいる努力を続けてこられたことに
敬意の念をお送りしたいと思います。
 
 
と、
 
述べたところで,
庶民にとって、問題なのは
お値段ですねぇ。。。   25000円+消費税
 
仕方ないとはいえ、お高いでございます。。。

ですから、
図書館には、ぜひ具えていただきたいです。
 
『スッタニパータ』などに限定して用いる索引的辞典ですが、
 
しかし、
 
かえって、出典が明確になるので、
 
使う側としても、

その点を考慮して使えるという利点があります。
 
異読の多い『スッタニパータ』について
信頼のおける・規範となる成果と思います。
 
 
また、村上先生は
 
Critical Pali Dictionary 

のようなパーリ語の大辞典を

造りたい
 
と、述べられ、

「私どもの寿命では間に合いそうにもない夢であろう」

とも、書かれています。


いやいや、、そんなことおっしゃらずに

ぜひとも実現されますように

せつに、お祈りしています。
 
 
 
================== 
いや~、ほんとのところ、暇なら、ボランティアで
お手伝いしたいくらいですが。。。
 
カードに手書きで、索引を作る作業をしたこともあるので、
ご苦労がしのばれます。
 
コンピュータ時代ですが、
機械的には処理できない文法の格変化や訳語などには
カードも、いいのかもしれません。
 
いろいろ作業を考えると、
想像をたくましくしてしまいますねぇ。。。
 
 
まあ、学者って、ある意味、 ”仕事人” ですよね。。
 
 
”いい仕事してるねぇ”って、
言われることが、
学者の本望かもね。。


村上先生と及川先生、他スタッフの方々
 
「いい仕事してるねぇ」と

感嘆もうしあげますっ!

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2009/10/09

哲学は、尊敬の念を基本とす

008






あっという間に、寒くなりました。
 
哲学の時間に、「怒り」について検討していました。
 
「ぼく、怒らないです」

「そうですか?!」

「そうです、怒ったことないっす」

と、話し始めたら

誰かが

「うそつけ!こいつ、入学のとき、
担任のせんせと、けんかしてました」

と、暴露されちゃいました。
 

 
あらま、ばれちゃって、罰が悪そうなその学生さん
 
「いや、せんせ、って、敬語使わなくちゃダメじゃないすか。
だから、苦手なんです」
 
「ああ、そうですか。。。でも、わたしには敬語じゃないですよね」
 
「いや、何をいうんですか!
ぼく、せんせに、敬語使ってるじゃないすか」
 


(あ、敬語だったんか、わかんなかったわ。。わはは)
 

 
 
「そういえば、せんせ、せんせも敬語ですよね、学生に」 
 
と、意外そうな顔でたずねてきました。
 
 
お!きたな!チャーンス!
 
 
「そうです。敬語ですよ。
哲学では、学生と教師は対等ですから。」
 
「へぇ~。。。」
 
「学生、教師に関係なく、
相手の人に対する敬意や尊敬の念がなければ、
哲学はできないと思いますね。」
 
「みなさんの意見は、それぞれ尊重すべきものであって、
個性にあふれた貴重な意見なんですよ。}

「へぇ。。。そうなんすか」
 
「そうですよ。
教師が、学生より上だとなると
講義は、ただのお説教になっちゃいますから。。
それじゃ、哲学にならないですよ。。。」
 
「へぇ、そうなんですか。。。。
あ、せんせ、ぼくと無駄におしゃべりしてすみません。
貴重な授業時間をありがとうございました。」
 

おお、とつぜん、敬語だわ!!学生さん!

「いいえ、どういたしまして」
(これも、授業の中身に入ってるんですもの)
 
 
=========== 
 
そういえば、
 
自分の意見を述べる とか
相手の意見を聞く   とか
 
いずれも、
互いに敬意をはらう関係にあってはじめて
成り立ちますね。 
 
 
このとき、互いに対等の関係に立つんでしょうね。 
 
 
人との意志の疎通は、
 
この、互いに尊敬の念をもつことから
 
生まれてくる 
 
 
というのは、あんがい気がつかれていないかな。。。
   
 
 
今日の教訓。。。
 
 
哲学は、尊敬の念からはじまる
 
 
 
意外と大事な点かもね、コレ!

011

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2009/10/06

いそがし!

ロケット噴射のように、瞬間移動の管理人です。
昨日は、苫小牧。
003
 
  
 

 
            
講義を三つ、宗教・思想関係でぶっつづけに
話したら、どこで何を話したか

もう、わからない。。。す。
 
 
この大学は、道内の大学の中では、
宗教や思想の講義が、
 
とても充実している のです。
 
カリキュラムがきめ細かくて感心します。
 
ですから、宗教に興味のある人が
 
熱心に聴講してくれます。 
 

三講目の講義のときに
 
「三講目になると、さすがに疲れてきますね」
 
って、言ったら
 
学生さんが
 
「ぼく、せんせの講義、三講ぶっ続けにとってます。。」  
 
って。。。

え?!
 
ああ、三講ぜんぶ、とってるんすか?
 
「聞いてる方も、たいへんですね。疲れますよね」
 
「いや、ぜんぜん、疲れないす」 

 
 
ええ~っ!疲れないのか。。。若さだなぁ
  
しかし、それにしても。。 

手抜き、息抜きできまへん。。。ことが、判明しまっしたっ!
同じ話をしないように、気をつけなくちゃ。。
 
 
最後の講義が終わったあと
 
学生さんとおしゃべりする。
 
「高校は、キリスト教系でした。
仏教の考え方に、最近ようやく
なれてきました」
 
「今日の、仏教は言い争わない、
という講義も、
すごく、腑に落ちました」  


 
キリスト教の原罪の思想に苦しんで
 
仏教のとらわれのない教えに 
 
ホッとする学生さん。。。
 
熱心な人ほど、いろいろ辛い のです。
  


仏教はいいですよ、、その点ね。 
 
思考は、自然に流れていればいい。。
 
あれしちゃダメだ、これしちゃダメだ
ということもない!
 
悪いことすら、自分で選ぼうと思えば選べる。。
 
その責任も自分のものだけど、ね! 
 
気持ち軽くなりますよね。。。
 
002
 
 
 
 
 
な~んて、話しながら、 
 
 
それにしても。。。。。
 

 
わたしの講義、とるなんて。。。 
 
まずいよ。。
 
他に仏教の専門家の先生がいっぱいいるんですよ。。
 
 
ああ、まずい!
 
 
大きな声じゃ言えないけど 
 
わたしは、もぐりみたいなもんなんだから。。 
 
ブログにも書けないことだわ。。。。。 
 
 
 
だから、そういうことは、書かないんだけどね。。 
 
 
学生さんは、気持ちが軽くなり
せんせは、気持ちが重くなる  の だった。。

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