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2007/04/30

『ブッダの実践心理学』第三巻 出ました。

Image028
昨日、西岡水源地というところに行ってきました。
水芭蕉でございます。

接写モードで、
離れてとったら
なんとなく美しく
撮れました。

ぼやけて
よろしいわ。。

Image042
こちらは、近くの公園のコブシでございます。
適当にシャッター押したら
まずまず画面に入ってました。

ええですね。。
去年は、ほとんど花が咲かず
もうこの木は
寿命かと思いました。

一年休んでただけなのか。。
よかったっ!

@@@@@@@@@@@@@@@@@@
連休は、なんだかあっという間にすぎそうな予感。

やること、やっとかなきゃ、
あとでひどい目にあいそうな予感。

予感はあたりそうな予感。

ということは
連休だからといって
気を抜かず
働け!管理人!
ってことか。。トホホ。

@@@@@@@@@@@@@@@

などと
グチなぞこぼさず、

さっそく
次の書に行ってみよう。
一日、びっちり、
はまりにはまって
読みました本です。

『ブッダの実践心理学』第三巻 
「心所(心の中身)の分析」です。

著者は、ご存じ!
藤本晃氏
アルボムッレ・スマナサーラ長老
のお二人です。パチパチ!

繊細で 微妙で 不可思議で 大胆なるこの書。

ブッダの教えのなかでも
本来ならば
秘義に
属すものとしてもよいところでしょう。

しかし、「師の握り拳(秘義)をもたず」
と述べた
ブッダの教えを守る仏教でですもの。

それを 惜しげもなく 開示し
懇切丁寧にこれでもかと
解説するのです。

その熱意と、そして、その力量に 感動です。

テーラワーダ仏教の心の中身の解釈を
詳細に語っています。
禅定の深い段階まで
現代の言葉で!説明した本は
これまでなかったのですよ。

ぜったい読むべし。

仏教とは、これほどのものかと
おどろくこと請け合いです。

@@@@@@@@@@@@@@@

学問研究で、部派の法の分析は
ずいぶん研究されていますが
おおよそ、言葉上のものにすぎず
具体的、実践的な見地はほとんどありません。

わたしも、部派の研究書は、
あれこれ探ってみましたが、
正直言って、
ほとんど何言ってるのか
わかりませんでした。

煩瑣な分類ばかりが並んだ
無味乾燥としたもののように見えました。

本当はそうではないのだろうと思いましたが、
どう手がかりをつかむか
手をこまねいていたのでした。

最近は、部派の論書から入らず、
龍樹に
足がかりを得て
けっこう自分なりに
心、心所の分類に
とり組んでいましたのじゃ。

少し、具体的に見えてきたかな
というところで

善い心の分類なんか
あれこれ検討していたところだったのだった。。

だから、

よくわからない分類名や
どうして、この分類がここに?みたいな位置関係や
修行と心の関係
などなど

疑問に思っていたことが、
この書で一気に解明!

そうかそうか、という感じです。

尋(ヴィタッカ)、伺(ヴィチャーラ)、勝結(アディモッカ)
詳しい説明で、よくわかりました。
なんとなくこんな感じかと思っていたことも
はっきり感覚的にとらえられて、
ほんとありがたいです。

いや、もう、ほんと、感謝感謝です。

@@@@@@@@@@@@@@@

わたしが、こうじゃないかと思っていたことが
そんなにはずれていないということが
わかったのも、うれしい。

たとえば、四月二八日「梵天、梵天、ぼんてん、ぼんて。。」の
コメント欄に書いた

「もの」を分析する現代科学と
「心」を科学する仏教という対比が

ほとんどそのまま257頁に載っています。

あら、おんなじだ!

他にも、どことは言えないけど
ずいぶん似たような発想をしているところを
見つけて
うれしくなりました。

それと、これは書いておかなくちゃ。

大乗仏教の「捨身飼虎」のジャータカを
批判しているところ
ウフフ、と、思いながら読みました。

テーラワーダ仏教の同じような菩薩のジャータカを
とりあげて、心所の問題に絡めて説いています。

そして
正しい道徳を説くのは、
「こちらのテーラワーダのジャータカの方」
としています。

詳しい話は省くけど
なるほどなぁ、と思って、拝読しました。

この大乗仏教批判は
とてもおもしろいです。
ここに、部派の特徴がよく表れているからです。
(批判はけっこう的を射ています、
うまいなぁと感心しています。)

しかし、また

大乗からも
反論できなくはなさそうな気がします。
大乗仏教の特徴を前面に出すと
まあ、それなりに納得の答えが出そうです。

何か、
スマナサーラ長老さま・藤本氏の論を立てる上での
緻密な計算が
ちょっと見えて、ウフフと言いたくなるのです。

大乗側の反論を期待してるんじゃないかって
思うのですよ。
大乗にも、花もたせてやりましょ、みたいなね。
しっかりしろ、大乗、ってところかなぁ。。わたしの想像ですけど。

テーラワーダ仏教の立場を
しっかりと
打ち出し

しかも

仏教全体におよぶ普遍的な
心の分析をなしとげた

『ブッダの実践心理学』第三巻

ここに出ました。

お見事です!
そして
このような本を出してくれて
ありがとう
といいたい。。。。。わざわざ わたしのために

おいおい!ちがうってば、管理人。


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コメント

えび天サンバさま

『ブッダの実践心理学』は、全六巻のうち三巻まで出ています。図書館には、さりげなく控えめに三冊お願いするとよいですよ。

読み終わって、阿羅漢がグンと身近になりました。。ってのは、やっぱり気のせいだよね(笑)。

投稿: 管理人エム | 2007/05/01 16:30

面白そうな著作の紹介、ありがとうございます。
今月はちょっと金欠病なので、市立の図書館へお願いしてみよっと。

投稿: えび天サンバ | 2007/05/01 13:00

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