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2006/04/28

哲学は、東洋!

授業が終わった後だった。

学生さんがひとりやって来て

「先生、質問があるんですけど、
ヴァイシェーシカ学派のことなんですけど…」

と言ったのだった。
その言葉を聞いて完全に

くら~っときて、陶然となり、
そのまま卒倒しそうになりました。

「ヴァイシェーシカ」ですよ、「ヴァイシェーシカ」。

こんな、マイナーすぎるくらいマイナーな言葉が、
当然のように、
学生さんの口から出てくるなんて!

時代は変わったんだ!
いくら『ビックリ!インド人の頭の中』をテキストにしているとはいえ、
こんなにあたりまえっぽく言われると
夢のような気分です。

もう、ヴァイシェーシカの「普遍」と「特殊」を
みっちり話して、
ついでに
ニヤーヤ学派ってのもあるんだよと

めいっぱい宣伝する。

「もう、君を離さないぞ」
という意気込みに
学生さんは、おびえる。

「あ、せんせ、おいそがしいのに、
すみません」
「あら、ぜんぜんいそがしくなんかないわよ」
「で、でも、お昼ですから…(あたふた)」

あ、逃げられた、おしい!

ま、でもひとつ悟ったわ。
「インド哲学は知られてない」と嘆いている暇あったら
どんどん哲学思想を公にすることだわ。プラス思考よ。

ソクラテスやプラトンよりもメジャーになる日が来るかも。
(うーん、そりゃないだろ)。

でも、夢はでっかく持つわ。

哲学の講義だって、最近、
必ず哲学者と論理学者に
ブッダと龍樹の名前をあげておくことにしているしね。

何も知らない善良な若者をタブらかしてる?
(うーん、そりゃないだろ)。

看護学校でも教えるのは
因果律。
やっぱりたぶらかしてるんかいな。
(うーん、そうかも)。

わたしなんかを雇うから
こんなことになるんだわ。
(かんぜんに開き直ってるわね)

あきらめるのね!みんな!

哲学は、東洋よっ!
(こわいすよ、管理人)

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コメント

無宗ださま

そういえば、制服はピンクが多いですよね。小児科の看護師さんはぜったいピンクというのはわかります。白いと、子どもがこわがったりします。

そういえば、ピンクの看護師さんはやさしいような気がするのはわたしだけ?
「ピンクの百衣」…これが矛盾なら「ピンクの天使」ってのは、どうでしょう?ちょっとあんまり…ですね。


投稿: 管理人エム | 2006/05/01 13:42

ペンギン様の「看護師の卵」というフレーズをみて、そうか、今や公式には看護婦さんと言ってはいけないのだと気づく。
しかし、白衣の天使は、やっぱり看護婦さんと呼びたい。だけれども、制服がピンクになったらどうすればいいんだ?
「ヒマカナ掲示板」の「黒いスワン」の話を読みながら、「ピンクの白衣は語義矛盾だよな」などと訳のわからないことを妄想している中年オヤジであった。

投稿: 無宗だ | 2006/04/30 07:27

ペンギンどの
看護学校の方ではなくて、短大の学生さんです。まじめで熱心でかわいらしく素直です。
彼女たちを、洗脳(やだわ)じゃなくて、マインド・コントロール(もう!ペンギンどの、失礼よ)じゃなくて、熱心に指導しております。コホン。
 … だけど、なんか「熱心に指導」も、響きわるくありません?

どうやっても、あやしい教師像が浮かび上がるかんじだわ!

西洋哲学は、現代思想の領域を席捲していますから。ペンギンどのの大魔力(サッティヤ・ヴァチャナ)でよろしくお願いします。


投稿: 管理人エム | 2006/04/29 16:21

 看護師の卵さんの口から「ヴァイシェーシカ」などということばが出てくるとは、何とも頼もしいことですね。
 ま、それだけエム様が、彼らを洗脳、失礼、マインド・コントロール、失礼、熱心に指導なさっておいでだということですね。
 わたくしの方は、なかなかそこまで行けません。教える相手が(西洋)哲学科の学生なものですから、西洋哲学が頭の中で錯綜・迷走していて、インド哲学を受け容れる余裕がないんですわ。
 看護師の卵さんは、哲学的には白い紙なのでしょう。うちの学生は意味不明の書き込みだらけの紙なんですのよ。やりにくいったらありゃしませんのよ。

投稿: 紫陽花ペンギン亭主 | 2006/04/29 15:34

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