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2004/12/05

サーンキャ思想説明できます

今週ほんとにハードだったなぁ。
金曜日は睡眠2時間だったから、起こっていることが夢のようだった。

昨日は、ヨーガのみなさまに古典ヨーガの思想的基盤といわれるサーンキヤ哲学について講義をした。

わっはっは。うまくいったのよ、これが。

今までは、過去に2度くらいチャレンジして、ま、それなりはわかってもらえるけど、どうもピンときたような感じではなかった。

わたしは、ヨーガはほんとにちょっとしかやったことない。
だから、ヨーガは頭から入ってる。つまり、文献から。

一方、

ヨーガのみなさんは、文献かじったことがほとんどない。
だから、ヨーガは体から入っている。つまり、実践から。

このように互いに欠陥のあるものどおしが、体験ベースの理論を知ろうってんだからどうしても無理がでる。

だから、この場合サーンキヤの説明の中にある、目の見えない人と足の悪い人の喩えを応用してそのようなイメージでやったら、うまくいったわ。

サーンキヤは二元論です。ちょっと変わってる。

プルシャ(精神的原理)とプラクリティ(第一質料因)
むずかしいわね。言葉が。

プルシャはアートマン、「自己」なの。それは、ただ「見る」だけの者。
あなたの中に一つ。わたしの中に一つ。みんなに一つずつ。だから、みんな「自分が見てる」って思うのだわ。
でも「思ってる」って部分は、「自己」じゃない。自己は見るだけ。つまり、ただ「主体」というだけ。もち、姿形はないからね。

プラクリティは、残ったもの全部、さっきの「思ってる」もここ。変化する精神世界と肉体の世界全部。
ま、身体と心と周囲の環境全部のこと。

変な分類だ、だって?

失礼しちゃうわ!これでいいの。みんながまちがってるのよ。
だって、こうすると何もかも説明できる。理性ある人も理性のかけらのない人も、赤ちゃんも死にかけの人も、キレてる人もキレのいい人も。
「目の見えない人と足の悪い人」の喩えによってうまく説明できる!るん!

「足の悪い人」はプルシャ、でもね、目は見えるの。
「目の悪い人は」はプラクリティ、でもね、足は丈夫。

目の悪い足の良い人は、足の悪い目の良い人を負ぶって、進むの。そうすると目的地に行ける。
何でも二つ合わせて、一つになるものは、一つになってるときをうまく説明できなきゃだめよ。

人それぞれの部分や変化する部分は、みんなプラクリティの中で説明できる、心も身体もね。
プルシャはみな「見る者」として共通。だから、どんな生き物も同じ生き物だなって、連帯できる。たくさんあるけど、一つと一緒やね。

現代では人気がなくなってきたけど、心と体に分ける二元論は、例えば、馬と車のようなもの。
あわせると馬車になるけど、馬は暴走するし、車はそれだけじゃ何にもしないし。
御者もいなけりゃ、馬車に乗る人もいない。何か足りないわよ。
これだけだと、まるで、押さえのきかない現代人…おっと、まずいわ。失礼、失礼。

こんな風だから、サーンキャ方式で行くと、
プルシャはわたし。見ることはできるけど動けない。
ヨーガのみなさんはプラクリティ。動けるけど見ることができない。
だから、わたしがヨーガの目になって、みんなに「こっちだぞ」って言ったら、みんながどんどん進んでくれて、わたしも目的地に行けたのだった。

いいわね!こういう説明。
しかし、現実見ると、鍛えられてない肉体はわたしだけってのが、ねぇ、異様にさびしい、っす。

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コメント

春間さまっ!

2004年ですよ、この投稿。

確かに二元論ではあるかもしれないけど。

過去と現在の二元論、ってのもあるかなぁ。


投稿: 管理人エム | 2016/05/10 06:52

>    現代では人気がなくなってきたけど、心と体に分ける二元論は、例えば、馬と車のようなもの。
あわせると馬車になるけど、馬は暴走するし、車はそれだけじゃ何にもしないし。
御者もいなけりゃ、馬車に乗る人もいない。何か足りないわよ。
これだけだと、まるで、押さえのきかない現代人…おっと、まずいわ。失礼、失礼。
こんな風だから、サーンキャ方式で行くと、
プルシャはわたし。見ることはできるけど動けない。
ヨーガのみなさんはプラクリティ。動けるけど見ることができない。
だから、わたしがヨーガの目になって、みんなに「こっちだぞ」って言ったら、みんながどんどん進んでくれて、
わたしも目的地に行けたのだった。  <

空論

>  いいわね!こういう説明。
しかし、現実見ると、鍛えられてない肉体はわたしだけってのが、ねぇ、異様にさびしい、っす。      <

現実論


合わせりゃ 二元論



投稿:  春間 則廣  | 2016/05/09 22:48

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