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2014年3月9日 - 2014年3月15日

2014/03/13

『百論』『大智度論』と格闘中

なかなか日記が書けないです。
何もしてないわけじゃなくて、いろいろ何かはしているんだけど、
何をしているのか、いまいち定かではありません。

だから、日記が書けないのかな。
Dsc00540s
今年は、午年ですね。
何を今さら、って感じですけど、

実は、お正月に、この午を写真に撮って載せようと思ってて、
さあ、写真撮って載せよう、って思ったら、なんと3月でした、トホホ。

1年のうちで、一番雑用が多くて、だけど、一番勉強もできるとき。

有効に使おうと思って、かえって焦るんだよね。
それで、結局、気がついたら寝てたりする。。。

で、夢の中で勉強してます、zz

Dsc00548s
夢うつつのおふたりさん

ん? いっそう丸くない?
太ったんじゃない。。

飼い主をだまして、えさをねだる術を覚えたからかな。
ニャーニャーうるさいと、えさをあげたかどうか、
自信がなくなって、また、あげたりしてることも、ちょっちゅうです。


         ◇◇◇

さて、『大智度論』の第二弾を書こうと思っているのですが、
これが、なかなか難物です。

加藤先生が、
『大智度論』が『百論』を引用しているのではないか、
そうなら、両方を訳している羅什が、『大智度論』作者の可能性がある、
と、述べています。

うーん、ちがうんですが。。

というところを出そうと思っているのですが、

何せ、龍樹や提婆などで、そんなに簡単にはでてきません。


同じ個所を探して、比較する


なんて、手法が使えないので、
地道に考えながら作品を読むことになります。


『百論』『四百論』『廣百論』など、あれこれ漁るうちに、

提婆が、少し見えてきました。

かれは、龍樹の直系のお弟子さんといわれますが、
だいたい、お弟子さんといっても、師匠が龍樹ですもん、
ふつうの師弟の関係と思ったら
だめなんよ。

龍樹の教えをしっかり受けていることがわかるけれども、
でも、
かいてあるものは、ぜんぶ提婆のオリジナル

という、
こういうスタイルが、徹底されていてはじめて

提婆は、ほんとうに龍樹の弟子だったのだなあ、とわかるのです。


で?
管理人、わかったの?


わかりました。
確実に、龍樹の教えを受けています。


提婆は、どこを基礎においたのでしょう。

まあ、だいたい言われているとおりですが、

龍樹から論法を学んだということは確かです。

よく読むと、『方便心論』をしっかり活用しています。
論法を用いて、空を知らしめようと、
外教徒たちと対話したのだ、と知ります。

『方便心論』の内容全体は、
提婆に流れていますが、

どうやら、提婆は、とくに、ニヤーヤ学派と争ったわけではないようです。

サーンキヤ、ヴァイシェーシカが対論相手とされるので、
論理学という部分で議論しているのではなくて、
龍樹論法の応用者として、
実践的に論法を用いている姿が見えます。

おもしろいです。
いろいろなところに、『方便心論』が顔を出していて、

ああ、これだ、
ああ、こんなところで使ったのか
これも、『方便心論』の中にある

と、あちこちで龍樹論法の提婆オリジナルの活用を見るのです。


そうなると、

『百論』から『大智度論』作者が引用したのか

『大智度論』から『百論』注釈者婆藪が引用したのか

証明しようとなると、とてもむずかしいのです。

知るのは簡単なのです。

『方便心論』から『百論』への影響
『方便心論』から『大智度論』への流れ

どちらも、言えると思います。
筋書きは、わかってしまっていると明々白々なのですが、

が!

『方便心論』をぬいて、『百論』と『大智度論』を比べると、

どっちがどっちだか、混乱している人には、わからなくなります。

『大智度論』が龍樹ではないと思っている人には、
ぜんぶがぜんぶ、ごちゃごちゃになってしまいます。

それで、わたしも、ずっと悶々としていたのですが、

でも、

なんたって、龍樹なんだ! と、「信」を起こしました。


絶対、ヒントは残すはず!
誰も考えたことのない領域にまで達しているはず!


龍樹がほんとうのオリジナルで
提婆はそのお弟子さんである、

お弟子さんのオリジナルは、龍樹のオリジナルより、
教えを受けた分だけオリジナル度が低い

という、かしこい判断で

じっくり読んでみました。


ようやく、何とか、見つけたように思います。

だけど、それを認めてもらえるかどうかは知りませんが、
確かに、『大智度論』の方が先にあって、
注釈者の婆藪は『百論』を
『大智度論』から引用して説明している、と考えられます。


説明するのは難しいですが、
それをやってみようとしています。

ふーーーーーー!

『方便心論』を読み直すと、ほんとに
すごい本だと、
脳みそが爆発する感覚が蘇ってきます。

あらゆる論理が、この一冊におさめられています。

Dsc00550s
ニャンだ、うるさいな。。えさじゃなければほっといて


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