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2013年1月27日 - 2013年2月2日

2013/01/29

「あなた」のために。今この一点に。

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先日、友人のS氏が、とつぜん、わたしにこう言いました。

「『ブッダ論理学五つの難問』、あれは、ぼくのために書いた本ですよ!」

びっくりして
「ああ、そうですか」
みたいな、間抜けな返事しかできなかったのが、ああ、悔やまれます。


もちろん、そうです、そうに決まっているのです。

S氏の言ってる意味が、とてもよくわかったのですから。

わたしは、あの本を書くとき、ただ一人の人

 「あなた」 に

向かって 語っていたのです。、


そうしたら、


 「あなた」が、そくざに返事をくれました。


          ◇◇◇


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現実ではなくて、夢の中かもしれないけれど、

誰かに、サイトを開いた理由をさかんに語っていました。


このサイトを必要とする、たった一人の人、

 「あなた」のために、

開いているのです。


さかんに語っているのですが、

言っていることは、上の一文だけです。

もちろん、そうです。そうに決まっているのです。

対話をする、今この一点にこそ、縁起が生まれるのですから。

そして、それが すべてだ ということを、お互いが知るのですから。


         ◇◇◇


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わたしが、
「ブッダは輪廻を説いています。
輪廻がないと、仏教は成り立ちません」
といいましたら、

あらたに友人になったT氏が
「現代の人は、’生まれ変わり’というのは、
受け入れないでしょう。
過去の『その人』と、今の『その人』の同一性が
問題になります」
といいました。

「’生まれ変わり’というのが、
輪廻ということではありません」

と言いましたが、
どうも、うまくわかってもらえませんでした。

どこが悪かったのか、考えていましたが、
いろいろ説明が悪かったのかもしれません。


輪廻は、説明しにくく、縁起が深く絡むので、
縁起がわからないと、輪廻もわかりません。

そして

輪廻がわからないと、やっぱり、縁起も、
どこか、おかしいのです。
十二支縁起は、輪廻のために
説かれているものでもあるからです。


       ◇◇◇


一つ、単純な答えを、思いつきました。

「生まれ変わる」というとき、

過去の誰かを基準に、今の誰かを比べているのです。
たとえば、織田信長の生まれ変わりが自分だ、というように。

その話し方では、仏教の輪廻は語れないのです。

輪廻には、輪廻の語り方というものがあるのです。

過去世を見ていけるブッダは、今の誰かを基準に、
過去の誰かを見出すのです。

「今ここ」という基準があるから、輪廻も語れるのです。

輪廻のありさまを語りたいなら、こういう風に語るしかありません。

輪廻のメカニズムを語りたいなら、縁起を知るしかありません。

仏教の輪廻を知りたいなら、心相続ということをまなばなければなりません。

心相続を見ていきたいなら、  を基点にするしかありません。

      

この一点に、立つとき、 縁起があって、

そこに知るべきすべてがあるのです。


ふーー、むずかしいね。


でも、わかることは

縁起がすべて、ってことかな、やっぱりね。


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