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2011年3月20日 - 2011年3月26日

2011/03/22

生ずる性質のものは滅する性質のものである

005
暖かくなってきましたけど、あるところにはあるもんだ。
こ~んなに雪が残ってます。

さて、みなさま、日本列島はあの激震から、少しずつ、
復興へと歩み始めました。

長丁場なので、じっくり、みなさまと復興へ心を育てていきたいと思います。

今後大事になってくるのは、
激動を切り抜けた虚脱感と
再びおそってくる悲しみを
どうやって、切り抜けていくか、
そこが問題になってきそうですね。

つらい体験を、どう克服するか。。。

そうだ !

久しぶりに、ブッダくんとお話ししてみよう。

何かヒントをもらえるかも、ね! 
 

(わたし)
ブッダくん、日本は災害でほんとにほんとにたいへんだったんだよ。
で、今もずっとたいへんなんだよ。
何か、役立つこと、教えてほしいな。

(ブッダくん)
ぼくは、ブッダくんだよ。自分で「くん」づけするのも何だけど、
書いてる著者が、こう決めちゃったもんだから、ブッダくんで、いくさ。

(わたし)
かわいくていいよ、その名前。
それで、手っ取り早く、役立つ教え、教えてね。
一行くらいの簡単なやつでいいからさ。みんな、忙しいから。

(ブッダくん)
なんかなぁ~、ありがたみがでないなぁ。。
でも、いいよ、忙しいんだったら、

いつも心に一行仏教

ってのは、どうだい。

(わたし)
何?一行仏教って?
どう読むの?

(ブッダくん)
いちぎょうぶっきょうさ。
一行(いちぎょう)覚えればいいって、いう仏教だよ。

(わたし)
へえ、そりゃいいね。
で、どんなの?

(ブッダくん)
うん、上の題名にあることば、どう?

生ずる性質のものは滅する性質のものである。

形あるものは壊れる、っていうことだよ。

(わたし)
ふーーーん、ふつうっぽいね。仏教でよく言うでしょ。

(ブッダくん)
何、言ってんだい。ふつうっぽくないよ。
これ、今の日本人には、絶対役立つさ。

福島原発、見てごらん。
三陸の強固な防波堤を見てごらん。
がっちりした防災対策の進んだビルを見てごらん。

みんな人間が手をかけて作ったものだろ。
だけど、みんな、地震や津波で壊れてしまったろ。
だから、作られたものなら、壊れるものだ、と覚えておくといいんだよ。

ほら、どこか、立派な強固な防波堤があると、ちょっと安心するだろ。
原発は、安全だと、ずいぶん宣伝していただろ。

でも、どんなものでも、作られたものは必ず壊れていくんだよ。
これを、知るだけで、ぼくらは少し賢くなれるよ。
安心しきってしまうことがないからね。

どんなにがっちりした強固な設備を作っても、
人間の作ったものは、壊れていくのさ。

これは理(ことわり)だよ。

(わたし)
そういえば、そうね。頭じゃ、わかってるんだけど、でも、
こんなに丈夫なんだから、そんなにすぐは壊れないよ、って思っちゃうものね。
なるほど、生じてきたものは必ず滅していくのね。

(ブッダくん)
そうさ!
これは、ただの理屈ではなくて、そのことを心にいつもとどめて、
安心するな、という教えだよ。
これを応用すると、努力を怠るな、ということにもなるよね。
それから、注意深くメンテナンスをしておこう、ってことにもなるしね。
それから、生じたのは、ものだけでなくて、人も同じだよ。
生まれてきたら、いつかは死ぬのさ。だから、その意味でも、怠るな、って言えるよね。

(わたし)
そうか。。いつも努力しないと、すぐ何でも滅しちゃうからなあ。

(ブッダくん)
そうだよ。いいだろ、このことば。
いつも努力して、油断するな、って、ことにつながっていくんだもん。

(わたし)
ほんとね!
「生ずる性質のものは滅する性質のものである」、から、
「努力を怠るな」にスライドするのか。。。

あれ? 

ところで。。。何でつながるんだっけ。。
さっき、生じてたんだけど、わたしのあたまじゃ、
その教えも、
すぐ滅しちゃっうみたい。。。

こんなとこで、理(ことわり)どおりでも、うれしくないっ。。


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2011/03/21

ほっとしたいよ、空海さま『ほっとする空海の言葉』

怒濤の10日間が過ぎました。
東北関東大震災は、3月11日に起きました。

なんて長い10日間だったでしょうか。
なんて短い10日間だったでしょうか。

少し、どこか、ほっとしたい。。。
Hottosurukuukai

ああ、ありがとうございます。
なんてすばらしいタイミングで、すばらしい本が出たのでしょうか。

(文)安元剛氏(書)谷内弘照氏『ほっとする空海の言葉』二玄社

70の空海の言葉を、谷内氏の書とともに、安元氏の解説でご紹介した本です。

切れのある機知に富んだ解説で、空海の「智」を担当するのが
わたしの友人である安元氏です。

清浄なる冴え冴えとした書で、空海の「心」を伝えるのが
壮年時代の空海が過ごしたといわれる神護寺(高雄山寺)の
貫首である谷内氏です。
 
 
本当に、智に満ち、心に満ちた空海のすばらしさが
お二人の息の合った書と文によって、本からあふれ出ます。

 
今回のご紹介は、ご本の内容をあれこれ言わずに
わたしが、ほっとしたところを、一つ選んでご紹介してみます。


================

とうとう、うちにも、知らせがやってきました。
大震災で、知り合いの方が行方不明と伝えられました。

ずっと不安を抱えてきましたが、いざ現実になってみると、
一段とテレビのニュース番組がうらめしいです。

 
この広い日本の中にいるすべての人は、
日本のどこかで誰かとつながっている。
 
どんな人にも、家族や親戚があり、友人や知り合いがいて、
日本の誰かかれかとつながっている。

そうなると、たどっていけば、
必ず、今回の大災害の被災者のだれかに行きつくことになるだろう。

どんな人も、被災した人と関係しているとするなら、
わたしたちには、空海のこんな言葉がふさわしい。

004
(書は、谷内氏の揮毫です。写真に撮ってご紹介してます)

一切の男子(なんし)は是我が父、
一切の女人(にょにん)は是我が母


みんなつながっている。

安元氏の文もちょっとご紹介してみよう。

  ######
チベットでは伝統的に
「全てのいのちあるものには、始まりも知れぬ永い輪廻において、
一度は母としての恩を受けたこともあったはず。
だから、その全ての恩に報いなければならない」
と説かれます。
 空海がここでいうのも、全く同じこと。仏教は一つです。
  #######

日本の地域のひろがりだけでなく
時を超えてわたしたちは輪廻の大海の中で
みんな、み~~んな、
つながっている。
 
輪廻も悪くないね!
ほっとするね!


ほら、ほっとしたら、さっさと仕事だよ、管理人!

 

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