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2011年3月13日 - 2011年3月19日

2011/03/16

縁起を使おう、役立てよう!

車でお豆腐を売りに来るお豆腐屋さんが、

三陸わかめを出して

「ほら、三陸だよ、もう食べられないよ」

と言いました。

三陸わかめを見てたら、涙が出てきました。

乾燥させたわかめは、たいへん手間暇がかかった品物なのです。

こんなに丹精して物を作っていたのに、
巨大地震と津波で、すべてが失われてしまいました。


たくさんのおいしい食材が北海道に来ていたことに気づいて、

東北地方は、人情も産物もなんて豊かな土地だったんだろうと思うのです。


しか~し、こんな湿っぽいことを言っても仕方ありませんね。

人情は、津波でもさらっていけないし、
日々の暮らしも、そこにあります。

困難に耐えて、復興していきましょう。


わたしも、自分のできることをすることにしました。

==============

仏教は、復興支援のお役に立つアイテムなのです。

智慧によって工夫して生きる方法を教えます。
人と人の心のつながりを構築します。
たくさんの利他に目覚める菩薩たちを生み出すのです。
自然やそこに生きる生類と共存の道を探ります。

よりよく生きる方法を、そっと教えてくれるのです。


さて、その秘訣は、ただ一つ。

「縁起」をよく知ることです。

「縁起」とは、因果関係のことでもありますが、

それは、ただそれだけではなく、もっと深い意味も持ちます。

苦しみをいやしてくれる装置でもあります。


<これ>があるとき<かれ>がある
<これ>がないとき<かれ>がない


これを、「ブッダの公式」と名付けています。

縁起の関係は
こういう式で、描ける関係です。
 
★因果を語るときは、あるがままに見て、よく見て、わかったことを、
<これ>と<かれ>に入れてください。

見もせず、知りもしないものを入れては、うまくいきません。


★それと、「人」を<これ>や<かれ>にいれては、うまくいきません。

「人」というのは、身体と心からなっているのです。
身体の部分や、心を表すことばを入れましょう。


みなさま、作ってはいけない因果関係は、たとえば、こんなものです。

不幸に出会った人に、あの人は前世の行いが悪かったのだろう

不幸に出会った人に、あの人は天罰があたった

などと言うものです。

「前世」や「天罰」は、見えませんし、普通の人にはわからないことです。
あるがままに見たり聞いたり感じたりしたことではありません。
しかも、個人的な「人」を対象にしています。

苦しみを抜くこともできず、因果もわからず、何の役にも立ちません。


★<これ>と<かれ>には、「生じたり滅したりするもの」を入れてください。

この「生じたり滅したりするもの」に使うと、縁起の関係はよくわかるのです。

★それと<これ>に入るものは、時間的に<かれ>に入るものより先行します。
<これ>には、原因が入るからです。

作るとき、

結果である<かれ>に、事実と思うことを入れてみましょう。

そこから、<これ>に入る「原因」を考えていくのです。

そうすれば、失敗することはありません。

わたしたちは、あるがままの事実から出発できます。

その方が、精密なのです。
しかも、苦しみをよく抜きます。

たとえば、こんなのはどうでしょうか。


<善意の心>があるとき<癒し>がある
<善意の心>がないとき<癒し>がない

<献身>があるとき<感謝>がある
<献身>がないとき<感謝>がない

心を癒されたとき、感謝の心が生まれたとき、
この因果関係が知られます。

多くの人は、このことを知って、皆で助け合うのです。
人はいますが、人そのものがふれあうのではなく
心と心がふれあうことが大事だと気づくでしょう。

失われたものは、たくさんありますが、
失われていないものも、たくさんあるのです。

あなたも、「ブッダの公式」で作って見てください。
見つけた縁起に従って行動すると、苦しみがなくなっていくでしょう。


わたしたちには、残されたものは、まだまだたくさんあると
知るのではないでしょうか。


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