« 2007年12月9日 - 2007年12月15日 | トップページ | 2007年12月23日 - 2007年12月29日 »

2007年12月16日 - 2007年12月22日

2007/12/22

二つの『沙門果経』?

今日で、講義関係の仕事は終わり。
019
 

 
 

 

 

朝カルで、仏教のお話をしています。
が、じっさい
「している」というより、「させていただく」という感じに近い。

たいへんに熱心な受講者の方がたのおかげで
自分としても、
ものすごく気合いが入るし、
ものすごく勉強になって
ものすごくありがたい!

『沙門果経』を、二回に分けて簡単にお話ししましたが、
これは、とんでもなくすごい経典だと
あらためて、思いました。

六師外道の教説を紹介してある経典として
有名なのですが
そればかりではなく
ブッダの解説が全く見事というほかなくて
自分で説明しながら、獅子吼しそうになって困りました。

この経典があれば、これだけで、
うまくいったら、悟れますね。

「沙門の目に見える果報はあるのでしょうか?」
(沙門やってて何かいいことありますか)
という
アジャータサッツ王の問いに
ブッダは完璧に答えます。

たくさんのたとえを使って、修行経験のない素人であっても
何とかわからせようと、懸命のお釈迦さま。。「さま」ついちゃうなぁ。

経典の構成と論の展開、解説の見事さ、
どれをとっても一級品だ!

「わたしのこの身は、色(物質)よりなり、
四大(地水火風)よりなり、父母の生むところにして、
飯と粥との養うところ。
したがって、詮ずるところ、無常、破壊、粉砕、断滅、
そして壊滅するところのものであり、したがって、また、
我が意識もこれに依存し、これに関連するものである」
(『阿含経典』第五巻、増谷文雄訳)

と、このようにブッダは知るにいたり
その後、過去世を見、この世の人々の行く末を見、
そして、煩悩を払う智に心を傾けるのです。
そして
最後に、煩悩から解脱して、迷いの生は尽きた
と知るのです。

悟れますな。。。確かに、
この通りにすればですが。。。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

さて、昨日、そういえば、ビッグイシューを買いました。
Pic_cover

  
 
 

 

 
 
厳寒の空のもと
午後3時頃
販売員の人は
もう荷物をまとめかけていました。

「あれ、もうおしまいですか」
「いやぁ、寒くて、売れなくて
もう、今日はだめだと思って。
午前中から今までで、売れたの一冊なんですよ。。」
「ううううん、そりゃ、つらいですねぇ。
こんなに寒いとこで一冊じゃぁ。。。」

つらいぞ。北海道は半端じゃなく寒いんだから。

バックナンバーとあわせて五冊購入。
この雑誌、なかなかハードで読み応えたっぷりだから、
おすすめです。

この本を買うとどんな果報があるのですか?

知識が増えるし
智慧も増える
生きる意欲がわくし
人助けにもなる。
自分の功徳にもプラス。

いわば
世俗世界の
『沙門果経』ですか。。

販売員のおじさんと
「よいお年を」
と言い合って別れた、師走でした。

| | コメント (9) | トラックバック (1)

2007/12/21

ハプニングでもぱちり!

今日で、今年の最後の授業です。
はりきって、行こう!

と、出かけたのはいいのですが、
なんとお
またもや、JRは不通で、電車が止まっていました。

先日もJRが止まってしまう事故があったばかりなのに。
「線路破断」ということでした。

で、当然、その間あれこれ
パニックになりながら
バス路線を探したり、
学校に連絡を入れてもらったり

そんなパニックついでに
撮った写真がこれ!

023

 
  
 
 

 
角度を変えて、っと。
どうせ、電車は動いてないんだ!
パチッとな。
021

  
 
 

 
 
ほぼ1時間30分遅れで学校に着いた。
学生諸君もほとんど遅れて、
それでも、がんばる!最後の授業。

「それじゃ、今年最後の授業をおわりますっ!」

って、言ったら
みんな一斉に拍手。。。喜んでいいのかな?
ま、終われば、めでたいか。

とんだハプニングの一日でした。
最後の最後に、どっと疲れたなぁ~。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
講師室では、医療福祉関係の先生と
最近の学問の業績主義を問題視する。

とにかく論文の数で業績を上げるのがアメリカ型。
基礎研究をしっかりするのがイギリス型なのだそうだ。

で、アメリカ型に追随する日本。

「研究も目先のことばかりになってしまって。。」
と嘆いておられた。

ふうん、どの学問でも、そうなんですね。
どういう状態か、すごくよくわかる。。。自分のとこ見れば。

先日、西洋哲学の先生と話した時もおんなじこと言ってらした。
「コピペしたような論文」とおっしゃったのは、
言い得て妙だなぁと感心(?)する。
これも数を競うように書くから、そうなるんですよね。

すべての学問が、そのような状態なんだろうか?

それで、最後に必ず
多くの先生が
「哲学がないんですよ。哲学が必要だ」
とおっしゃいます。

おい!哲学!
求められてるぞ。

思索がなくなると
魚が陸にあがったみたいに
人間は、あっぷあっぷするんだね。

よみがえれ、学問!
立ち上がれ、哲学!
それは、
たぶん
在野にある。。。。

なぜなら、この世からいまだかつて
哲学がなくなったことはないのだから。

あるとすれば、そこしかないよね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/12/20

掲示板の書き込みのお返事です。

掲示板の書き込みありがとうございます。

管理人だけ、掲示板に書き込めないという
悲惨な状態に陥って、はや5日くらいは経ったかな。

最後の手段だっ!
とりあえず、ブログにお返事を書き込むことにしました。
掲示板は、何とかするようにがんばります。

【お気楽ボード】
no.37845
カラスノエンドウさま

翻訳のお話、同じ悩みをお持ちだなと思いました。
わかるように訳さなくちゃならないが、解釈しすぎると
著者の意図を損ねてしまいます。

この語順の件は、インド思想全般にもかかわる内容なので、
インド哲学的にも大事な点ではないかと思います。

実は、ここの箇所は、漢訳にたよる研究者に衝撃を与えるのでは?
と、思いましたが、
今のところ目立った反応もなく、
「いいのだろうか、これで」と、思ったりもしております。

【マジカル広場】
[990]

SARAHさま

> わたしは、どちらかと言うと、
> 見えない方がいいかもしれない・・・・・という考え方なんですけどぅ・・・
>
> 息をする事(呼吸)がこんなに感動をもたらす事だったのかぁ~・・・・というか・・・・
> 詰まらない日常生活で無意識にしてる行為に気つかされて
> (つまり生きてるって事なんですけど)感動してしまう・・・みたいな感じだと思うんですね。

うん!そう思いますね。。なんと言いましょうか、
そういう実感がほしいぃぃ~っ、というところかもしれません。
SARAHさまと反対意見のようですが、
案外そうでもないのかなと思ったりもしています。

> ほんとはそんな世界ないんじゃないかしら?とも懐疑的なんです。

やっぱ、自分で行って確かめるしかないんじゃないでしょうか。
誰かの体験したところ、見たところではあるのでしょうけど。
でも、その「体験する」とか「見る」とか言う、その言葉自体が、
わたしたちのふつうの感覚で使っているのではないのだろう
とも思いますし。。。ツアーで行けたらいいですが、彼岸への旅。

[995]

魔術師さま

> マジカナ道場の「ブッダは輪廻を説いた!!」における
> エム先生と無宗だ様との対話を読んでいて、
> まるでアチェーラ・スッタ(SN12_17 Acela-sutta)における
> ブッダとアチェーラ・カッサパ尊者の対話を見ているようでした。

あら、そうでしたか。それはうれしいです。
なんたって、このアチェーラ・カッサパのお話は
いいですよね。ものすごく好きですよ。

アチェーラが、ブッダに尋ねようとすると
「托鉢のために町に入ったから問う時ではない」と
何度も制されて、それでもと尋ねるシーンが
印象的です。
「すぐ終わりますから」みたいなことを言って、
聞き始めるけど、問うた内容はすぐに終わる話じゃない!
それだけ切羽詰まった問題だったんですよね。
それに対して、ブッダも、断ったわりには
たいへん丁寧に答えている。

緊迫したやりとりが伝わるようで
結構読みながら手に汗握りました。

一つ一つ確かめて、最後に真理に至る
アチェーラが、すばらしい。
経典にはドラマがありますね。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
お返事を終わります。。。
それにしても、管理人!
早く掲示板、何とかした方がいいと思うぞ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/12/18

ああ、えらいこっちゃ、パート3

ほんとに不自由を忍んで生きる
不屈の管理人エムです。

と言っても、ほんとは何度も「屈してる」んだけどね。。

008





今度は、インターネット・エクスプローラの
ヴァージョンあげようとして、
すったもんだしているうちに
インターネット・エクスプローラをまるごと
捨ててしまいました。

捨てたもんは拾えない。。ぽろぽろ、なみだ。
で、ブラウザをネットスケープにして
何とか復活しました、やれやれ。

掲示板には、相変わらず書き込めません。

マジカル・ボードや道場などには、短いものだと書き込めるので、
one word commentって、感じで
書き込むしかなくなってしまいました。

えらく素っ気ない返事だと思ったみなさま
どうもすみませんです。
スートラ(短い文句)だとおもってくだはい。

で、管理人は、もう、智慧を絞って考えました。
書き込む方法は、ないか????

これだ!

1.自分の書きたい内容をファイル保存する。
2.でたらめでもいいから短い文句を掲示板に書き込む。
3.すぐその後、掲示板のcgiのログをパソコンにもってくる。(管理人でよかった!)
4.ログをあけて、でたらめの文句のところにファイル保存した内容を貼り付ける。
5.掲示板のログをサーバに送り返す。
6.おそるおそる掲示板を開く。
7.やったー!書き込みできたーっ。

こんなことして喜んでるなんて

なんて、なんて、みじめな人生なんだ。。。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

ああ、えらいこっちゃ、パート2

15日の夜、悲劇は起こった。
ブチッと言って、パソコンが死んじゃった。
あまりにも酷使したからね。
ごめんよ、パソ。

だけど、

突然消えるのはやめて!
ショックが大きすぎる。

もう、それからが、たいへんだった。

ちょうど予備のパソコンがあったから
よかった。
さっそく、それに乗り換えました。

データは、なくなったのがずいぶんあったし
ソフトはインストールしし直さなくちゃならないし
掲示板には相変わらず書き込めないし
授業のノートもつくらなきゃならないし
配るプリントも作成しなくちゃならないし
締め切り直前の原稿メールで送らなきゃならないし

はぁ~

コンピュータがなければ
わたしはただのひと。

何一つできない、ということが
よくわかりました。

あ、それに携帯の写真も取り込めない。
だから、今回、画像なしです、許してちょ。

ほんとにいかにパソコンに依存しているか
身にしみてわかりましたわ。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@
今年は、けっこう働きもんだった。

講義が、新しいのが、三つ。
朝カルも新しいテーマです。
哲学、論理学、宗教学にインドの思想、
仏教史に、思考と論理などなど。。。。。。

う~ん、よくもったなぁ。
毎回、違うこと考えなきゃならないので
思考が小間切れ状態だった。

いつも、自分に

「おまえは何を知っているか?」

と問い続けているようなもんだったわ。

知識をいくら仕入れても
なかなかこれだけの講義は
こなせない。

何とか切り抜けられたのは
やはり、ブッダのおかげのような気がする。

知識だけではない
学問の智慧というのを
ブッダに教えてもらったからだと思う。

=============
ブッダがシンサパー樹の葉をとって、
これとシンサパーの林とでは、葉はどちらが多いか
と、比丘たちに問うところがあります。
「シンサパーの林です、尊師よ」

これを聞いて、ブッダは
わたしの知っていることはシンサパーの林のように多いが
説くところは、この葉のように少ない、
というのです。
=============
経典では、説かない理由に、清浄行に役立たないからだ
と、述べるのですが、

シンサパーの林のようなブッダの智慧と知識とに
無性に興味がわくのです。

優れた比丘や菩薩は、みな、
あふれるような智慧と知識を
もっている。

必要なときにいくらでも掘り出し開発できる
水脈をもっているようです。

そういう智慧と知識を
わたしもほしい。

そう思って、
日夜、ブッダの法を
思い浮かべて
智慧を発掘しようと
努力したのが

今年でした。

成果は上がったか、って?

うーん、どうかなぁ。
気分だけは、
ブッダの悟り気分で
乗り切ったんだけど。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年12月9日 - 2007年12月15日 | トップページ | 2007年12月23日 - 2007年12月29日 »