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2007年12月2日 - 2007年12月8日

2007/12/08

餓鬼道に落ちてみませんか

藤本晃先生『死者たちの物語』(国書刊行会)は
たいへん貴重な仏教の経典の翻訳です。

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パーリ語三蔵の中の小部経典におさめられた
『ペータヴァッツ(餓鬼事経)』は
わたしたち庶民のための経典です。

パーリ語三蔵は、上座部の伝える経典で
もっとも古い形の経典といわれています。

この中には

悪いことをすると悪い結果が生じます
善いことをすると善い結果が生じます

ということが、餓鬼たちの口を通して
教えられるのです。

ぶるぶる!
だけど
ちょっぴり
わくわく!

餓鬼道にいってみたい人は読みましょう。
餓鬼道にいってみたくない人も読みましょう。

とても読みやすく
わかりやすく
しかし
厳しく
びしっと
ブッダの論理が
語られています。

親しみやすい、すぐれた訳で
すぐ悪事に染まる現代人のみなさまには
ぜったいお勧めです。

てやんでぃ、餓鬼道なんかに落ちるもんか

なんていうあなたっ!

藤本先生の、明快な論理に応答できるかな!

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

よし、宗教学でも、この論理を応用してみよう。

じつはですよ、
宗教の論理というのを、今、考察中なんです。
だから、とても参考になります。

宗教の中には、もちろん論理もあるが
しかし
それは、混沌たる人間の生き方の中では
見えにくいのです。

それは、実は、制度(システム)となって
働いているんじゃないか
というのが

最近のわたしの考えているところなのです。

輪廻転生システムと、さらには
功徳廻向の論理です。
「廻向」は「ふりむける」ということです。
功徳を、自分以外の他のものにふり向けるということね。

詳しい話は
藤本晃先生『功徳はなぜ廻向できるの?』(国書刊行会)を
お読みください。

知りたいことが、マンマ、題名じゃ。

つらつら思いますに

この『餓鬼事経』は、
理論と実践をきれいに結びつける
お手本のような教えを
説いていますね。

藤本先生、すばらしい経典を訳してくれて
ありがとう!

わたしも、餓鬼道に落ちないように
パンくず、ダニや虫けらに供養しました。

こら、管理人、パンくずこぼすんじゃない!

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2007/12/07

師走だ、はしれ、せんせ

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ほんと、撮るものないので、こんな画像です。
くるし。

玄関の靴箱の上。
いろんなお友達の作品とか
子どもの学校の宿題とか
拾った石とか、もらった絵とか

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忙しいなりに、いろんなことがある。

苫小牧のがっこで、
スリランカから来ている留学生の人と
友達になりました。
彼女は、すごく日本語が上手で、何と!
完璧な敬語を話せるのだ。

ほんと、非のうちどころがなくて、すばらしいのだけど、
かならず、会話の最後に、
「せんせい」
とつけるのが、なんちゅーか、
こちらとしては、いたたまれません。

「スリランカのどちらですか」
「コロンボのちかくです、せんせい」
「こちらに来るときは、どのような経由で
いらっしゃったんですか」
「直接成田に着く飛行機があるんです、せんせい」
「スリランカでは、お魚のカレーをよく食べますよね」
「そうです、せんせい、おいしいですよ、せんせい」

4,5秒おきに
「あ、おら、せんせだった」と
深く反省をせまられるのだった。

ゆ、許してください、「せんせい」は勘弁!
もうしません(ん?)

@@@@@@@@@@@@@@@@@@
いろいろ哲学でもおもしろい話があったし、
仏教学、宗教学でも、なかなかの展開。

インド思想でも、ヴィデオを探してみんなで見たりして、
今年は、我ながら、
興味が拡散して、おもしろいでございます。

授業も思ったほど、波瀾万丈ということもなく
奇想天外、という程度におさえた!ほっ!

今まで、インド思想、仏教、哲学、論理学と講義してきて
これらは、みんな
なんとなく似たところが、あったのだけど
宗教学をやってみたら、がらっと視野が変化しました。
思想や哲学系統は、現象を捨象するところがあって
本質的なところを見つけだそう見つけだそうとするのです。

しかし
宗教は、とくに、現象を捉えるのです。

いわゆる、宗教のあり方を現象として見る

という観点です。
こういう切り口は、やってみるまでは
どうかなぁ
と、疑問に思うところもありましたが、

意外といいですね。

変にのめり込まずに
宗教を眺められます。

しかし

人間の本質をえぐるという点では
普遍的に訴えるものも見てとれるのです。

気に入ったわ。
あらゆる宗教を並べて楽しめるところが,goodです。
それに、「現代」「今」といった時代を扱えるのも、うれしい。

そう考えると
インドやってて、ほんとに助かってます。
だいたい
インドには、世界のほとんどすべての宗教の類型が
そろっていて、
たいていの宗教現象は
遠くに行かなくても
インドさえ、探せば、確実に見つかる!

ほんと、ありがたいこと、この上ないです。

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などと言いつつ、こんな写真は、どうかな?

ビッグイシューの今月号
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ホームレスを支援する人達が発行している雑誌で
販売は、ホームレスを脱しようとがんばる人達が
売るのです。

紀伊国屋の向かいで売ってるので
いつもかならず買うんだけど、
今回は、

「お、ジョン・レノンとおのよーこだっ!おお!ラッキー」
「12月8日に、たくさん売れないかなと期待してるんですよ。」
「お、そうですよね。どうせなら、みんな12月8日に買いたいすよね。」

バックナンバーもあるので、品定めしてると

「マニアの人がいて、全号買ってった人がいましたよ」
「へぇ、マニアがいるんですか。よおし、わたしも。。。。」

と気張ったわりには
結局買ったのは、3冊でした。

師走は、なんだかいろんなことがありますね。

さあて、はしって帰るかな!せんせ、やってるんだもん!

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2007/12/06

今日のおかずは?

いつも水曜はへとへとです。
講義を二講してくるだけだけど、
仏教なものだから
力の入ること入ること。。。ぬ、ぬけない

だから、水曜は、バタンキューです。

さて、春間さまのご要望に応えて(?)
冷蔵庫の中は。。。。さむい
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ヨーグルトの瓶と梅干しの瓶と味噌のいれもの。
手前に、お歳暮でもらったハムを飾っておこう(?)。
これがなければ、ほんとみじめな冷蔵庫だなぁ。

入れるもんなくて、説明書も冷やしてあるところが
にくいす!

さぁ、今日のおかずは、なんじゃろな?
梅干しのヨーグルト和え。。?

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2007/12/02

智慧は、電車の如し。。。かな

とうとう12月ですね。
ということは、師走。

もう今年も終わるんですね。
年賀状を買わなくちゃ。

そう言えば、去年は、今ごろ
龍樹本で、四苦八苦の毎日だったですね。

あのころは
ザクロのように脳が割れそうな気分でしたが、
のど元はすぎるものでございます。

熱さは、忘れ、忘れ。。。。
ダメだ
まだ、忘れられませんね。

ザクロ気分が甦ります、うっぷ。

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ただいま、ふたたび

スマ長老さま『ブッダの実践心理学』第三巻を
玩味熟読中。

89(また121)の心の中身をしさいに分析する
分析哲学にはまりこむ。

はじめは圧倒されてたけど
最近、読みながら、
いろいろアビダルマの心の分析を、
さらに分析する術をおぼえる。

つまりです。
アビダルマの
心のさまざまな有りようの分類は
ひとえに
輪廻を解脱し
苦を滅した涅槃にいたるためのものである

ということが
よりいっそう見えてくるようになりました。

p.290にありますように

「アビダルマは勝義諦を語っているのです。
合成した世俗諦ではないのです。」

というところは、よく考えなくてはダメですね。

また、同じページに

ヴィパッサナー瞑想では、「智慧を育てる」という
大胆なことには挑戦しません。心の王様である
paJJA慧心所の取り扱いは、簡単ではありません。
satiを実践するのです。

とあります。
(※「慧心所」:「慧」は智慧で、「心所」は「心の中身」
あわせて、「智慧という心の中身」というくらいの意味かな。
satiは、「気づくこと」。「念」と訳される。)

うむ、にゃるほど。。。
もう、けっこう必死で自分の心の分析を
してますが、
sati(気づくこと)は、仏教書読むときには
「発動せよ」と自分に命じてることが
わかりました。

とくに、スマ長老さまのものとか、張明澄氏とか
龍樹とか、ブッダとか、

satiといえば、きれいですが
自分では
なんか鵜の目鷹の目という感じです。
satiにしては、ガツガツしてるかしら。

291ページは

satiの実践は仏教の真理について、
論理的に知識レベルで分かった人がおこなうものです。
ですから俗世間レベルのpaJJA慧心所があるのです。
合成機能(認識する情報を捏造すること)が減るたびに、
慧心所が強・大になっていくのです。

と、あります。
satiは、俗世間レベルの慧心所なのですか。ふむふむ。

ここをどんどんレベルアップしていけば
悟れるわけだから

けっきょく、仏教は般若波羅蜜(智慧の完成)である

ということにもなりそうですよね。

無明が滅して智慧が生ずるとき、
そのときを求めてがんばるわけなのね。

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こんな具合に
智慧がスピードを上げてやって来るといいですね。

むりやりこじつけた感は否めませんね。
智慧ないぞ!管理人(とほほ)

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