ダリ
木曜日に、サルヴァドール・ダリ展に行ってきました。
最終日ということで、ずいぶん混んでいました。
集中して見ていると
なんか
危ない感じがしてきたので
「こりゃ、ヤバイ」と思って
さらっと、眺めて出てきました。
ダリは、若い頃から
一つのものを見ていると
別のものに見えてくる
というダブル・イメージの人だったようです。
人の身体に穴が開いていて
むこうの空の風景が見えていたり
します。
虎の顔に中国人の顔が三人入っていたり
だまし絵みたいなのもあります。
仏教でいえば
認識(五感+心、と、その対象)は「一切」なのですが、
それが、ダブル・イメージでは
ずいぶんたいへんだろうと
思います。
でも、ものはどんどん変わっていくのだから
ダブル・イメージでも
まぁ、いいのかな
と思ったりしますが、
ちょっと強烈でヘンテコな感じが
残ります。
ものを見る目は、認識の入り口。
目が、人とは変わっていると
次に、結びつく心も
ちょっと変わってくる。
ダリの心は、ふつうの人より
コントラストが強い。
だから、絵が、はっきり、くっきり
している。
物とそれによってできる影が
対比的に強く表現される。
でも、背景は、もあっとしてる。
見ようとしてないものは
もあっとしちゃうのかもね。
しかし
何を見ても、仏教を使ってしまうわたしは
ユニ・イメージ(こんな言葉ある?)
といえるのではないか
と、思ったりもするのです。
芸術の秋。。。にしては強烈でありました。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58200/16379196
この記事へのトラックバック一覧です: ダリ:


コメント
は~てぃさま
> 大きな唇をモチーフにしたブローチは、
> 真っ赤なルビーと真珠(歯)をふんだんにつかった豪> 華かつ不気味なものでした。
博覧会に出展した、大きな真っ赤な唇型のソファもありました。
ブローチは、見なかったのですが、容易に想像できます。「不気味」と聞いてピンときます。
このソファに座ったら、そのまま唇の中に吸い込まれそう、と思って、こわかったです。
> 狂気と天才は紙一重を体現しているような人ですよね。
ほんとに、紙の表を見たり、裏を見たりして、出口が見えたとき、ホッとしました。出口がうれしい展覧会って、はじめてでした。
投稿 管理人エム | 2007/09/10 11:03
ダリは、以前大好きで展覧会を見に行ったり、
画集を見たりしていました。
ダリがデザインしたジュエリー展なんていうのもやっていて、
大きな唇をモチーフにしたブローチは、
真っ赤なルビーと真珠(歯)をふんだんにつかった豪華かつ不気味なものでした。
エム先生が感じた、こりゃヤバイという感覚、
わかる気がします。
狂気と天才は紙一重を体現しているような人ですよね。
私は無意識のうちに狂気の部分に引きずり込まれそうな感覚がして、
それ以来ダリの作品を真剣に見ることを避けるようになってしまいました。
投稿 は~てぃ | 2007/09/10 00:16