古くて新しい龍樹本ご紹介
怒濤の日々を送っているため、
すっかり日常生活が押し流されてる
管理人です。
「これを書こう」とネタ集めをしてるというのに
書く暇ないわよ!
そのうちネタも雲散霧消してしまうっち。
しゃにむに書くわ、今回。
龍樹をやってるものとしては
見逃せない今回の作品!
山口益氏『空の世界 龍樹から親鸞へ』大法輪閣
本書は、
過去に出版された
『空の世界』(理想社、昭和42年)に
おさめられた三篇
と
その他もう一篇を加えて
復刊したものです。
しかし、三篇というのも、さらにさかのぼること十数年、
昭和23年から30年までの間に刊行されたものを
合本したものなのです。
率直に言えば、とっても古いものなのです。
しかしですよ、古い、古いと言ってられないのです。
なぜなら
中身はぜんぜん古くないからです。
それどころか
いまだに新しいといってもいいかも。
近代的な学問形態になってから
日本の龍樹研究、とくに、論理・論法の研究に関しては、
まず山口益氏の名をあげねばなりません。
現在のところ
彼の「空」の理解が、
そのままわたしたちの「空」の理解でしょう。
気骨ある学者魂を感じる文体とともに
圧倒的な論理をもって
龍樹にせまる論考です。
さらには、
そこから流れ出る大乗の世界を語ります。
山口先生!すばらしい!
なおかつ、これが、一般向けの本とは!
今なら、専門家向けといってもいいかもね。
昔の一般の人はかしこかったんすね。
龍樹を語るものには必須の本かと存じます。
とみなさまにお勧めしつつ、
しかし、管理人は、あらたな決意で
身構えるのだった。
山口解釈とは別の解釈を
あらたに
龍樹研究の一ページに加えるべく
準備しようと思うからです。
この山口先生の圧倒的な論理に
対抗する別の論理を
管理人は出すことができるのでしょうか。
って、なんか
他人事っぽいけど、大丈夫なの?
なさけないんだよなぁ、なんかさぁ、
山口先生の本をこんなに誉めちゃ
もう負けてる感じだよね。
わたしも、なぜかそんな気がする…おい!
負けちゃいやん …
って、そんなこと自分で言ってるようじゃなぁ。
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コメント
>あら!そう思わないのかと思いました。
私は「1次資料と2次資料の違い」について考えることが多いです。何故ならばこれこそ議論が混乱する原因となっているものだからです。エムさんの言うように、「考察対象」と、「考察対象」についての考察内容を話し合うことには問題が発生することは間違いありません。
でもこれを回避したらどのような議論が可能なのでしょうか。私の見解を考察対象とした考察内容を話し合うことができないとしたら、私はなんのために主張を行うのでしょう。有益な議論を行うためにはこの問題を解決する必要があります。これは私の主要関心事の一つなのです。
>マニカナ道場に書き込むまでもないでしょう。
私には必要ありませんが、閲覧者もいるのです。専門家の言葉であるというだけで信じてしまう人もいます。私のように専門家の言葉であっても確認を取る習慣を持つ人は決して多くありません。
でもそれは管理人が決めることですから、これ以上口出しすることは差し控えさせて頂きます。
では。
投稿 みみっく | 2006/05/30 03:08
> そうですよね。私もそう思います。
あら!そう思わないのかと思いました。
マニカナ道場に書き込むまでもないでしょう。
投稿 管理人エム | 2006/05/29 23:49
>それに、龍樹に関する現今の一般的な解釈のもとになっている本だからです。
>それに、本物の学者ってのはこういうもんだ!っていう有無を言わさぬところが見えるからです。
>一次資料を扱う研究者は、自分の研究に関する周囲の状況(二字資料関係)を情報として知らせる義務があります。一般の人の便宜のためです。
そうですよね。私もそう思います。マニカナ道場にも同じことを書き込んで頂いた方が誤解が増えずに済むと思いますので、よろしくお願い致します。
あの文章を読むと2次資料を読むことには意味がないと勘違いしてしまう人が出てきそうだと思ったので。
では。
投稿 みみっく | 2006/05/29 16:32
あら!それが必要な人のためにです。
みみっくさまも読まれるといいですよ。
それに、龍樹に関する現今の一般的な解釈のもとになっている本だからです。
それに、本物の学者ってのはこういうもんだ!っていう有無を言わさぬところが見えるからです。
一次資料を扱う研究者は、自分の研究に関する周囲の状況(二字資料関係)を情報として知らせる義務があります。一般の人の便宜のためです。
投稿 管理人エム | 2006/05/29 08:38
なんのためにこの本を薦めるのですか?
二次資料なのに。
投稿 みみっく | 2006/05/29 00:58